2020年05月24日

百円ショップメガネとゴミ袋かぶってPPEはナンセンス

「百円ショップメガネとゴミ袋かぶってPPEはナンセンス」

 新型コロナウイルス問題発生後、PPE(個人用感染防御装備)が不足しています。在宅医療・訪問看護でも同様で、特に利用者はハイリスク者ばかりのため、悩ましい問題になっています。そこで百円ショップや日常的に手に入る伊達メガネやゴミ袋等を何とか工夫してPPEとしている所も出てきたようです。しかしこれらは、冷静に考えるとナンセンス、勉強不足理解不足による過剰防衛です。

 そもそも通院外出困難なために在宅医療ケアを受ける在宅患者利用者は「自宅に隔離」されているも同然ですから、感染源になる確率は非常に低くなるはずです。もし同居する元気な家族が感染者でない限り、新型コロナと言えど「湧いて出て感染」などはしません。

 なので逆に訪問者である医療者ケア者がどこかからウイルスを持ち込んで利用者に感染させるリスクの方が問題です。だからPPE予防装備は訪問看護師やヘルパーが付けても無意味で、着けるなら逆に利用者さんにつけて頂くべきなのです。

 在宅居宅の場で医療者ケア者が為すべきことは、徹底した標準予防策スタンダードプリコーションの実施、つまり徹底した手洗いとマスク着用による飛沫接触感染「させることの予防」です。利用者宅あるいは居室(施設の場合)に入る前と出た後に必ず手洗い(不可能な場合は手指消毒)を行うこと。マスクを着用し自らの飛沫を飛散させないこと。聴診器体温計血圧計などの物品は利用者に触れる面をその都度消毒するか、本人持ちのものを使うこと。

 かつては手を洗うと利用者を汚い者扱いするみたいで失礼とか洗面所を見られたくないだろうからという「言い訳」で手洗いスタンダードプリコーションが不十分な在宅医療者ケア者事業所が多数だったように見受けられました。しかし新型コロナ騒ぎは正して衛生観念、感染対策としての手洗いスタンダードプリコーションを市民レベルまで浸透理解して頂く絶好のチャンスです。互いをあらゆる感染から護るための「手洗い消毒して感染予防が標準」にしていきましょう。

訪問看護師が手作りする「竹やりコロナ防護具」を美談にするな
https://diamond.jp/articles/-/237422

https://www.facebook.com/DiamondOnline/posts/3028129400585979

スタンダードプリコーション(標準予防措置策)|介護現場の用語集|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ
https://pro.kao.com/jp/medical-kaigo/glossary/s/037/

手指衛生|介護現場の用語集|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ
https://pro.kao.com/jp/medical-kaigo/glossary/s/010/

正しい手洗い・手指消毒の方法
https://pro.kao.com/jp/medical-kaigo/improvement/syushi-care/softy/

サラヤ福祉ナビ
https://pro.saraya.com/fukushi/kansen/joshiki/daiichi/

病院感染対策のポイント 病院感染の伝播予防策 標準予防策と接触予防策
http://www.yoshida-pharm.com/2004/point_01/
posted by 実践研究員その一 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | トピックス
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