国立循環器病研究センターほかの研究チームは、3年以上健診していない40歳以上の808人を対象に健診またはセルフチェックを行い、さらに健診受診者の2664人の健診データ(HbA1c/eGFR)を分析したところ、3年異常健診していない人は毎年健診していた人に比べて、糖尿病発症オッズ比が4.69となっていました。さらに32人は将来人工透析になるリスクがあるが、治療により31人は透析回避できると予測されました。
これは、特に心身の不調が無く通院の必要が無くても、年一度程度の健診は、将来の疾病リスクを回避するに役立つこと、健診しないと重篤な結果を招くリスクがあることを示唆します。
またこの研究はプロスペクト理論に基づいて健診勧奨しており、保健行動についての「動機付け」の事例としても参考にすべきものです。
現在日本では、持病による定期通院者さらに要介護者や重度障害者にまで無料健診を自治体で提供し、一兆円近くの費用を消費しているとみらります。しかし既に治療中の人に健診する意義は、ありません。
老人医療の一環としてのバラマキ的健診より、現役世代や高齢者でも就労者の職域検診を充実させることが、国民全体の疾病リスクそして要介護化リスクを減らしは、医療費介護費削減に寄与すると想われます。
我が国の国民健康保険加入者の定期健診受診と糖尿病および透析リスクに関する新たな研究知見
https://research-er.jp/articles/view/143722
2025年07月27日
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