2022年11月26日

書籍「大往生」永六輔著

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 書籍の紹介です。

「大往生」永六輔著 岩波新書

 人の死に様を描いた小話、笑い話を通して、現代の日本の医療、看取り医療や盲目的延命、摂生について切り込む一冊。

 大分前の本ですが、今現在と比べて「改善してない!?」ことに愕然ともする、衝撃と笑激の一冊!?

 手軽に笑いながら読めて考えられる良書です。
posted by 実践研究員その一 at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 看取り・緩和ケア・ホスピスケア

2022年09月11日

死に様は生き様、有終の美

 本日9.11はNY自爆テロの日。戦争やテロ、事故など、生きたくても生きられない人は過去あまた居ました。戦後77年目、我が国戦没者300万人。

 対して、多くの人はある程度でも死を予期できる環境にある、今の日本です。予期される死に冷静に淡々と毅然として対峙し遺す人に伝えるべきことを伝える。死になすすべもなく屈するのでもなく、思考停止し無為に死を迎えるのでもない。それはかつてわずか77年前の戦争までは、辞世の句、歌として文化として受け継がれてきた我が国日本です。
 しかし今や平均寿命が延びても寝たきり老人ばかり。最後には言葉も話せず管で生かされているだけになることすら多々。老醜としか言いようがないものを医療やケアの場では多く見かけます。

 死にざまは生き様、「人は、生きたように死んでいく」。あるホスピスケア医が看取りの場で小学生の孫に言いました。「体が滅びても、決して滅びないものがある。想い出だよ」。

 予期し得る死を得たならば、ただ怯え、あるいは目を背けるより、自分の最後を自分で決められることを善き機とできるなら。立ち向かわずとも、いかに想い出を遺すか。有終の美あればこそ、想い出は永き善きものになるように想います。


45歳の死、生きざまに反響 別れの動画再生200万回 緩和ケア医関本さんの言葉に「励まされた」(神戸新聞NEXT)
https://news.yahoo.co.jp/articles/64cb7910d1b0fe7c806b52ae059f39a9da5db223

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202209/0015629008.shtml

神戸新聞NEXT|映像・写真|動画一覧|最新動画|1000人を看取った緩和ケア医、45歳の死 がんに侵されながらも「自分らしさ」貫いた最期の日々 (動画)
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/new/202209/0015629026.shtml
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2022年04月02日

「百薬の長の効用」

 酒は百薬の長と言いますが、それを実証? 実感しました。

 私事ながら不肖私は仕事柄もあり一月下旬、膝を痛めてしまいました。ちょっと咳したり力が入るだけで激痛で膝が抜ける。明け方痛くて目が覚める。すぐ近所のいきつけの病院の整形外科にかかりましたが、良くならず。鎮痛薬を呑めば胃まで痛くなり。。。

 そんな日々でしたが、夕食は買い物もあるし酒が呑みたくて外で食べて呑むのですが。不思議なことに、呑んでしばらくすると寝るまでくらい、痛みが気にならないくらいに消えるのです! 咳したりすれば痛みが出ますが、何かできる程度に痛くなくなる。元々酒に強い体質なので酔うというほどではないのですが、それでも痛みは大分消える。まさに百薬の長!

 そこでふと想い出したのが、ホスピスケア、緩和ケアを学び始めた頃に読んだ「ブロンプトン・カクテル」です。
 ホスピスケア・緩和ケアはモルヒネを注射ではなく内服することで画期的進歩を遂げました。その初期に塩酸モルヒネ水溶液の苦みを和らげるため、そしてもしかすると夕食にはワイン(赤ワインはキリストの血に例えられるとか)を用意し神に祈りを捧げるそんな習慣もあってか、「モルヒネ入りカクテル」が考案されました。
 ブロンプトン病院で考案されたのでブロンプトン・カクテル。レシピはいくつかあるようですが、塩酸モルヒネ水溶液にワインとシロップ、が基本のようです。

 そう言われればスタンダードカクテルの一つ、ジントニックは、大英帝国時代に熱帯でマラリアに苦しめられた英海軍が水兵たちにマラリアの特効薬キニーネを飲ませたところ、苦くて飲めないと、ジンを混ぜて飲んだのが始まりだったとか。そうなると我が国のお正月のお屠蘇は「屠蘇散」という漢方薬、はたまた玉子酒。。。

 酒は百薬の長とは古今東西問わず文字通り、だったようです。

 ホスピスケアという言葉があまり聞かれなくなり? 緩和ケアさらに緩和治療と何となく委縮し小さくまとまり、一方で有料老人ホームが「在宅ホスピス」と大々的に広告してチェーン展開。

 そんな世のホスピスケア・緩和ケア事情だらかこそ、人類医療とケアの原点? に立ち戻ってみたい気がしました。


ブロンプトン・カクテル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB

「あたたか簡単たまご酒」の作り方を簡単で分かりやすいレシピ動画で紹介しています。クラシル
https://www.kurashiru.com/recipes/42d87d2d-830d-4c43-8308-2512b738710a
posted by 実践研究員その一 at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 看取り・緩和ケア・ホスピスケア