2021年01月04日

緊急事態宣言再発令について意見提言しました

おつながりの議員諸兄姉に、ご検討のお願い、提言

 いつもお世話になります。
 早速ですが、緊急事態宣言出るかとのこと、喫緊にご検討ご対策頂きたいことがあります。
 飲食店についての営業時間についての見直しです。店舗の営業にできる限り影響しないよう、ある程度の幅を持てるよう、いわばフレックスタイム制を考えるべきです。

 まず、やり玉にあげられる飲食店は、クラスター発生場所の5位、2割以下にすぎないことをしっかりご理解頂きたいと想います。

 これまで、また今回も一律20時閉店、酒は19時までを求めるとのことですが、これだと、遅い時間の営業形態を持つ居酒屋や特にバーは壊滅的な影響を受けます。既に第一次の自粛では多数の飲食店の閉店、廃業が出ています。

 また単純に営業時間を短くした場合、その時間帯に客が集中すれば、結局三密になりますから感染リスクを低減「できません」。
 さらに私事ではありますが、医療職支援と言われても、前回実際の経験として、帰りに食べて帰れる店が無い。パンや弁当すら買い占められて売り切れてひもじい想いも何度かしました。スーパーまで営業時間短縮されたら、護って頂くべきはずの人が守られないというナンセンスすらあり得ます。

 よって、健康に影響する深夜0時または23時以降は一律規制するとしても、例えば17時から1時まで8時間営業であるとしたら、4時間営業への短縮を求めるとしても、店舗にとってできるだけ損失を減らせるようフレックスに営業時間設定できるようにすべきです。例えば食事客が多いお店は17〜21時、バーであれば20〜0時のようにです。
 また、一定の感染対策をしているお店は、営業時間延長を認めても良いと想います。私の良く知るお店はどこもきちんと対策されており、むしろ「安全地帯」となっています。逆にスーパーの弁当売り場など次々べたべた触って戻す人も居ますしわざわざ接近してくる人も居ますから危険です。

 逆に自粛期間中も一部カラオケスナックなどはいつも老人のカラオケのだみ声が響き、全国で実際にクラスターも多発しています。そのようなお店こそ規制すべきです。また、上記を実現する場合、「梯子酒は禁止」すべきなのは自明です。

 コロナ禍の一年間、多くのお店特に個人店は必至で対策してきています。美味しいものを食べ栄養を摂り心をリラックスさせることは、免疫を活性化させるためにも重要なことです。お店と客そして社会の営みを護るため、ぜひとも上記のご検討を願います。


コロナクラスターの発生場所
http://yoshimurayasunori.jp/blogs/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%ae%e7%99%ba%e7%94%9f%e5%a0%b4%e6%89%80/
posted by 実践研究員その一 at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・制度

2018年06月15日

緊急執筆!「介護職新幹線飛び込み自殺、人を支えて生活苦の果てに」

 平成30年6月14日、JR山陽新幹線の博多発東京行き「のぞみ176号」先頭車両のボンネットが破損していることが発見され、続いてボンネット内部から人体の一部が、トンネルからも人体の破片が発見された。トンネル近くで軽自動車が発見され、その指紋と損壊遺体の指紋が一致、52歳の男性介護職と確認されました。。。

 現在、詳細は、なぜ新幹線に飛び込んだのかは、不明です。その上で敢えて、我が国介護職が置かれている問題と苦境、、、全産業平均給与に対してマイナス100万円、夜勤しても年収300万円台に甘んじる、「人助けして人様以下の待遇」の介護職への、社会と要介護者当人たちの遇しように義憤から異議を唱えるべく、ショートショートを緊急執筆致します。

 これはあくまでも実際の事件をモチーフにした創作であり、亡くなられた人とは全く関係がない空想物語です。筆者としては、心より亡くなられた方に哀悼の念を捧げます。

* * * * * * *

「お年寄りの楽往生支えて尽くしても、介護で食えない自分は、今日、死ぬことに決めた」

 私はもう50過ぎの中年男だ。対して美人でもないが妻と、成績はよくも無いしルックスも親バカとしてもいいとは思えない息子と娘が居る。でも、皆、可愛くて、愛している。だって、家族だから。

 私は介護職だ。中堅大学を出て、中小企業に勤めて何度か転職した。それでも御縁あって結婚出来て家族にも恵まれた。ところが、なんとかミクスのせいで、一流大卒でもない特別な資格も技術もない私みたいなのは、次々にリストラされた。良くて、非正規転換。肩たたきだ。
 そんなとき、私がハローワークで目にしたのは「教育訓練給付金」。お金頂いてタダで介護職の資格が取れるという。親はとうに死んだけれど、介護がこれからの日本に重要だというのは、ニュースなどで一応知っていた。これからはお年寄りが増えるから、介護は「仕事にあぶれない」。私は、訓練を受けることにした。
 半年の「訓練」つまり授業と実習で、私は、晴れて実務者研修を修了し、介護職になった。素人ではない。国家資格のプロフェッショナルに、なれたのだ。もちろん、すぐにある施設に採用された。「実務者研修修了者は大歓迎ですよ」と言われて。バラ色とは言わないけれど、さくらの花が咲き始めた、そんな気がした。困っている大変な想いをしているお年寄りを援けて、お給料頂ける。こんな素晴らしい仕事が、あるだろうか!?

 そうして、私の介護職としての生活が始まった。現場には私より年上の人も何人かいた。初めて知ったのは、資格がある人も無い人もいること。もちろん経験も色々。他に仕事なくて、という人も居たけれど、若い子たちは、「お年寄りのために働きたいんです!」と目を輝かせて一生懸命、汗を流していた。夜勤も多い。家庭、子供のある女性介護職は夜勤が中々できないので、どうしても若い人や私のような男性介護職に夜勤は多くなる。それでも、しずかな夜には、利用者様のお話を、しみじみ伺えることも、あったりする。なんだかとても自分が信頼されたようで、嬉しかった。夕方16時から翌朝9時過ぎまでの長時間勤務も、そんなことが救いで、なんとかやってこれた。

 でも、、、収入は、まさか、と想うほど、激減した。田舎とはいえ、基本給は20万円足らず。夜勤しても、額面30万に届かず、手取りは20数万がやっと。残業手当は、容赦なくカットされた。文句言った人は、翌月のシフトから消えていた。
 そして、、、最愛の妻が、ガンになった。手術し、化学療法も必要だという。私の死亡保険はかけていたが、妻には、、、そして、一応かけていた妻の医療保険は、通院は対象外だった。ところが、化学療法は通院だという。イマドキ、入院など滅多にさせられないのだそうだ。お年寄りでベッドが満杯だからだそうだ。
 家計はあっという間に火の車になった。子供たちはそれぞれ進学を控えている。娘は、お洒落な制服の私学に行きたいとうるさい。成績からして、合格するかも分からないのだが。。。それでも親心、行かせてやりたいとは想う。

 そして、、、賞与の季節が来た。これでやっと何とか、、、と想った。しかし、、、ベンツを乗り付けた地主でもある理事長は、朝礼で幹部職員と参加した一部職員にこう言った。
「今期も業績は厳しいものがありました。私としても大変残念ではありますが、、、今期賞与は、現物支給するしかないと、理事会は決断しました。そこで、理事長の私のせめてものキモチとして、私の郷里の名産、高級さくらんぼを、各自に支給させて頂きます」そして、各職場に、一箱のさくらんぼが、ビニール袋とともに配られた「それぞれ袋に入れてお持ちください」

 手術を無事終えた妻が、退院してきた。大分痩せたが、「子供たち進学するし、私も頑張るわ!」と意気盛んだ。そんないつも明るく前向きな彼女に、私は惚れたのだったっけ。でも、私は、彼女を、子供たちを、このままでは、とても支えられない、稼げない。。。こっそり受けた、昔の仕事関係の仕事の面接は、ことごとくお祈りされた。50過ぎのさえない男など、どこも要らないのだ。いや、仕事はある。ただし、家族を養えないような給料の仕事なら、いくらでも、、、非正規雇用なら、なんとかミクスで、確かに増えた。でも、それでは、私は家族を、喰わせてやれない。

* * *

 私は、私にかけてあった生命保険の、死亡保険金を、証書で確認した。多くは無いけれど、、、遺族年金と合わせて、なんとか暮らして、そして入学金までは出せるだろう。子供たちよ、社会勉強と想って、バイトしてくれ。それがいい出逢いにもつながるから。。。
 そして、20余年乗った、可愛い軽自動車に、乗り込んだ。昨日、ピカピカに洗車してワックスもかけた。
「さあ、ドライブに行こう」
 愛車は、元気にエンジン音の雄たけびを上げた。そして、、、決めておいたあの場所へ。

 息子と娘がまだ小さい時。車で少し行ったところの、新幹線がトンネルから出てくるところ。車を止めたところから、見下ろして、新幹線が良く見える場所。
「ぼく、大きくなったら、新幹線の運転手さんに、なるー!!!」はしゃぐ息子。娘は、
「じゃあ私は、車内販売のアテンダントさんになる♪」
そんな子供たちが、今、何になろうとしているのか、どんな夢を持っているのか、、、思春期の子供は難しくて、よくわからないが。それでも、親バカだから、なんとか叶えてやりたい、そう思う。そのためには、金が要る。。。今の稼ぎでは、介護職では、何年働いても、二人を大学に行かせてやれない。。。だから。

 私は、愛車から降りた。キーは、ポケットに入れた。私の相棒は、他の誰にも、渡さない。恋人みたいなものだから。乗らせるもんか、他の男になど。そして、声をかけた。
「有難うね。さよなら」
そして私は、土手を降りた。

 そして、無いものねだりを、ふと、夢想した。
 人が嫌がる、きついきたない危険な仕事、介護。せめて、全産業平均マイナス100万円すなわち年収300万円台ではなく、せめて「ふつうの仕事」程度、年収400超えるくらいだったなら、、、せめて「介護職なんですか、凄いですね、えらいでいね、尊敬します!」と、言ってもらえたなら。。。

 トンネルが、ぽっかり口を開けていた。
 どうしてだろう。その奥から、光が差してきたような、気がした。
 きついきたない危険そしてリスペクトされない、介護。それでも、この闇の向こうには、光が、、、あればいいな、と、想った。
 そして私は、吸い込まれるように、トンネルへと、歩き始めた。


* * * * * * *

 なお「さくらんボーナス」はとある法人(介護ではなく医療関連ですが)の、実話です。


新幹線事故 遺体は52歳介護士 | 2018/6/15(金) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/pickup/6286348 @YahooNewsTopics
posted by 実践研究員その一 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・制度

2017年10月12日

老人・認知症ドライバーの事故対策は急務

 この数年で老人ドライバーによる暴走事故が社会問題となりつつあります。しかも認知症だった場合、責任能力を問えないとして刑事的には無罪となってしまい、遺族被害者はまったく浮かばれないことにもなってしまいます。既に犠牲者特に子供が死亡する事件も相次いでいるかには、危険な老人ドライバーの免許適正検査・取り消しの強化と、運転する人に限らず超高齢化社会に必要な公共交通整備の早急な対策が必要です。

 上村直人氏(高知大学医学部精神科講師)によると、

「
日本の65歳以上の免許保有者は2011年度に1300万人を超え、認知症の有病率から考えると、そのうち認知症ドライバーは100万人近く存在すると考えられます〜最近の調査では運転を継続している認知症患者の“6人にひとり”が交通事故を起こしていることがわかっています
」

 免許人口10万人あたり死亡事故は25〜64歳までは4件前後に対して65歳以上では5.8件、75歳以上では10.5件と明らかに多くなっています。つまり75歳以上の老人ドライバーは1万人に1人が死亡事故を起こすことになります。死亡以外を含む交通事故で見ても64歳までは540〜870件ですが、65歳以上では620件、75歳以上では760件と、20代までの若齢者を除くとやはり明らかに事故率は高くなっています。

 さらに上村直人氏によると、

「
認知症患者83人を対象に行った実態調査では41人がアルツハイマー病で、そのうち16人(39%)が事故 20人が血管性認知症で、そのうち4人(20%)前頭側頭葉型60%超(22人中14人)
」

 アルツハイマー認知症は脳血管性認知症の人の2倍、近年万引きや暴力で問題視されている前頭側頭葉型認知症(FTD/ピック病等)では3倍もの事故率になります。規範意識が欠損し交通ルールを無視するためと考えられます。

 問題は、改正道交法でも免許取り消しは非常にハードルが高くなっており、認知症あるいは事故を起こしただけでは免許取り消しが難しいことです。家族も危険と想って本人に運転をやめるよう言っても聞き入れてくれない、という話も少なからず聞きます。さらには「運転できないと車が無いと不便」という自己中心的論理も根強く聞かれます。権利は他人の権利を尊重したうえでこそ認められ成立するものですから、他人の安全を犠牲にしてまで自身の利便、運転を優先して良いという論理は甚だしく疑念があります。
 さらに高齢者運転講習は希望者が殺到しパンク状態ともいわれます。

 このあたりの法制度は、もっと現実に即して整備すべきです。運転に必要な判断力、動体視力、反応速度の低下(老化)は個人差が大きいものですから、たとえば60歳を超えたら免許更新時つまり5年ごとに認知症検査を義務付ける、認知症でも運転可能な場合はありますがその場合は毎年の検査更新を義務付ける、等のきめ細かな対応が必要です。そのためには、認知症の疑い/MCI(軽度認知機能低下)のスクリーニングを簡便にできるような検査システムの開発整備等も考えるべきでしょう。
 また、本来は免許取り消し・返納しても「普通の運転できない車が無いお年寄りと同じ」になるだけで、免許があった人にだけ何か特典を与えるのは不公平です。しかしながら超高齢化社会ではきめ細かな公共交通網整備が必要かつ有益であることが富山市などの事例からも明白ですから、路線バスよりきめ細かく・呼び止めたら停まりルート上の任意の場所で降りられるような小型のコミュニティバス等、検討すべきです。

 筆者の出身地である横浜で、80代の認知症の老人ドライバーが軽トラックで一日徘徊の挙句、小学生の列に突っ込み小学生が死亡、しかし責任能力なしと無罪放免になったという納得しかねる痛ましい事故がありました。そのようなことは、「起こさせない」施策が必要です。

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高齢者の“暴走事故”に潜む認知症のリアル「赤信号でも進みたくなる衝動」「高速道路で象が出現する幻視」… | 週プレNews http://wpb.shueisha.co.jp/2016/12/12/76660/ @shupure_newsさんか

警察庁「平成26年中の交通事故の発生状況」
https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/before/hasseijokyo/PDF/H26hasseijokyo.pdf
posted by 実践研究員その一 at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・制度